NECのアジア現地法人であるNECCorporation(Thailand)社は、タイ最大の流通業者であるCentralRetailCorporation社と販売管理システムの構築、提供に関するパートナーシップを締結した。これにより、CRC社が有する全店舗の各種販売情報の一元化、販売管理コストの削減、各店舗における販促活動支援などを実現する。
NECでは、商品の発注、仕入れや価格決定といった販売活動の上流から在庫管理、小売情報管理(PointofSales POS)、売上動向、販売予測などの下流までの販売情報管理を網羅する販売管理システム「OpenRetailSystem」を提供しており、これらの機能を顧客のニーズに合わせてモジュール化やカスタマイズを行い、最適なソリューションを提供することが可能。
CRC社に提供した販売管理システムは、小売情報管理(PointofSales)、売上管理(SalesManagement)、顧客情報管理(IncentiveMemberInformation)の機能をモジュール化して同社の情報システムに組込むことにより、各店舗から吸い上げた情報を自動集計して、消費動向分析や顧客別の販売促進活動など全社の販売戦略に直結する情報を提供する。
CRC社は、タイ全土においてセントラルデパート、ロビンソンデパートの大規模デパートチェーンを有すると同時に、パワーバイ、オフィスデポ、スーパースポーツ、ホームワーク、B2Sといった専門チェーン店を展開する流通最大手。販売管理システムはこれら185店舗にある1200以上のPOS端末すべての情報を一元化し、受注金額は40百万バーツ(ハードウェアは除く:約1億1千万円)。
