LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本ロジステック/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月26日/未分類

日本ロジステック(株)の平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループは引き続いて「顧客満足度向上」、「営業力の強化」、「収益基盤の強化」を最優先課題として業務改革に取り組むと同時に、業務の見直しによるコストダウン、人材の育成に取り組み、顧客・株主・地域社会から支持される企業体制つくりに邁進した。

この最優先課題解決のため新規顧客の獲得に全社を挙げて取り組むと同時に、従来から推進してきたローコストオペレーション運動をさらに徹底し、収益性の改善を図った。

しかし、消費不振による在庫調整等の影響を受けて貨物量が減少し、また企業間の競争とデフレーションの進行による顧客からの料金値下げ要請が依然として強く、その結果通期を通して厳しい状況が続いたために、当連結会計年度の連結営業収入は5 526百万円(対前連結会計年度比8.6%減)と減収となったが、連結経常利益は241百万円(同4.6%増)、連結当期純利益は79百万円(同0.7%減)となり、利益の面ではほぼ横這いとなった。

事業の種類別セグメントの業績
倉庫事業
消費不振による在庫調整の影響により、保管貨物残高ならびに入出庫貨物がともに減少したことと、採算性の悪いセンターを縮小、撤退したこと等により営業収益は2 615百万円(対前連結会計年度比7.9%減)となったが、業務効率の改善を図った効果があらわれて、営業利益は337百万円(同16.8%増)と増益。

運送及び運送取扱事業
出荷貨物量の減少と、採算性の悪いセンターを撤退したこと等のために営業収益は2 044百万円(同11.9%減)と減収となったが、営業利益は133百万円(同2.2%増)と前年並みを確保した。

次期の見通し
民間設備投資の拡大や株式市場の活況等、日本経済は回復の兆しが見られるものの、円高や原材料の高騰等による企業収益への圧迫懸念や雇用環境に改善の見通しが得にくいことで個人消費の急回復は望めないまま推移し、景気は依然楽観できない状況が続くものと思われる。

物流業界も、在庫調整等による貨物量の減少及び企業間の競争に一層拍車がかかるなどやや厳しい状況が続くものと思われ、一方で客先からは、ITを駆使した高度な物流と高品質で効率的物流システムの提案やコストダウンを目指す統合的な物流委託業務が要請されており、物流業界が果すべき役割は益々重要となってきている。

このような環境の中、同社グループは引き続き「顧客満足度の向上」、「営業力の強化」、「収益基盤の強化」を業務改革の最優先課題として、最先端のITシステムを駆使した統合的な物流の提案型営業を展開して、新規顧客の獲得に努め、顧客の信頼を維持するために、正確で迅速な物流サービスを提供し、より収益性の高い物流業務への転換と、国際的な一貫物流要請に対応すべく、海外も含めた物流業者とのネットワーク構築を目指すことで、他社との差別化を図り、営業収益の増加を目指す。

次期においても、今期同様、在庫調整による保管貨物残高ならびに入出庫貨物の減少と顧客からの値下げ要請等、やや厳しい状況が続くと思われるが、16年8月より全稼動する新センター(舞浜センター)が収益に寄与することが期待され、次期連結営業収益は5 600百万円(対前連結会計年度比1.3%増)と微増にとどまりますが、連結経常利益は260百万円(同7.9%増)、連結当期純利益は固定資産の売却益137百万円を予定しておりますので185百万円(同132.0%増)とそれぞれ増益を計画している。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース