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東芝/三菱電機へパワー半導体事業一部譲渡

2004年06月20日/未分類

三菱電(株)と(株)東芝は、東芝のパワートランジスタ事業の一部である大容量モジュール事業の大部分(自動車用途・高耐圧製品等を除く)の開発・設計・製造及び販売を三菱電機に譲渡する。

譲渡条件などにつき具体的協議を行い、2004年10月1日に営業譲渡の予定。

三菱電機は、システムLSI事業・システムメモリ事業を(株)日立製作所と共同で設立した(株)ルネサステクノロジに移管し、社内でのシナジー効果の高いパワー半導体および高周波光デバイスに集中して半導体事業を展開している。

とくにパワー半導体はインバータ制御機器市場の拡大をにらみ、強い競争力を持つモジュール事業を更に強化・拡大することが重要な課題となっている。三菱電機は家電品・産業機器等のインバータ制御機器や、ハイブリッドカー等の新分野においてもIGBTを中心としたモジュール事業に注力しており、今回の営業譲渡により、両社の技術を統合し、モジュール事業の強化を加速できるものと考えている。

東芝は、ディスクリート事業、システムLSI事業、メモリ事業の3つの大きな柱を有し、設計開発から生産までを垂直統合した企業(IDM:IntegratedDeviceManufacturer)として、幅広く半導体事業を行っている。

その中でディスクリート事業は、03年度売上高が約2200億円で世界No.1シェアだが、更なる事業強化を図るため、集中と選択を推進している。

ディスクリート事業の売上高のうち約40%を構成するパワートランジスタ分野では、今後市場拡大の見込まれるハイブリッドカー・電気自動車向けや、東芝に強みのあるPC・デジタルコンシューマ向けに経営資源を集中させることにした。

これにより、パワートランジスタ分野のうち大容量モジュール事業の大部分(ディスクリート事業の数%の構成比)については、三菱電機に営業譲渡することにしたもの。

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