NECは、中堅企業向けERPパッケージ「SAPBusinessOne」の販売を業界に先駆けて開始するとともに、同パッケージに対する日本の商慣習にあわせた機能の追加や経営支援コンサルティングサービスの提供、システムの導入・運用の支援を行なうなど、経営効率の向上や競争力強化などを総合的に支援する中堅企業向けソリューションの提供を開始する。
NECでは、「SAPBusinessOne」を活用した中堅企業向けソリューションについて、関西支社を中心に、関西地域の中堅企業や「SAP/R3」導入企業のグループ会社などを主な対象とした販売活動を積極的に展開し、今後2年間で200システムの販売を見込んでいる。
ソリューションの主な特長
会計・販売・在庫管理・CRM・人事管理などの連携により、競争力強化が可能
会計・販売・生産・在庫管理・CRM人事管理などの幅広い機能を一括して提供するとともに、各機能の柔軟な連携により、さまざまな経営指標の迅速な把握に基づいた「見える経営」を実践することができる。また、多言語対応や複数通貨への対応など、グローバルな事業展開をサポートする機能も提供する。さらに、経理機能の強化や人事・給与パッケージの連携機能など、日本の商慣習にあわせた機能をNECが開発し、「SAPBusinessOneNECKansaiBranchEdition」として提供する。
これらにより、迅速な意思決定や業務の効率化など、中堅企業における競争力強化を実現することができる。
経営支援コンサルからシステムの導入・運用までを総合的に支援
経営支援コンサルティングサービスから、「SAPBusinessOne」を活用したシステム導入、システム運用保守、さらにシステム活用効果に基づいたさらなる経営効率化コンサルティングまで、総合的なソリューション提供を行なう。また、これらのサービスを「SAPBusinessOneNECKansaiBranchEdition」を中心にパックメニュー化することで、短期間かつ経済的なシステム導入を推進していく。
これにより、中堅企業における経営効率化に向けた取り組みを継続的に支援していく。
事業規模や領域の拡大・変化に対する柔軟な対応が可能
システムのカスタマイズや拡張を容易に実現する「ソフトウェア開発キット」を利用したカスタマイズサービスを提供しており、複雑な業務内容や、事業規模や領域の拡大・変化などへの柔軟なシステム変更を可能としている。
また、「SAP/R3」との有機的な連携が可能であり、「SAP/R3」を導入した親会社との業務連携の強化や、グループ全体の経営指標の迅速な把握などを実現することができる。
「SAPBusinessOne」を活用した中堅企業向けソリューションの提供価格は300万円～で、出荷開始は6月29日。
