筒中プラスチック工業(株)は、旺盛なポリカーボネート樹脂板(以下PC板)の需要の増加に対応すべく、PC板専用押出設備を2台増設する。
同社は、液晶テレビの直下型バックライト用光拡散板としてPC板の供給を行っているが、同テレビの大型化に伴ない光拡散板の需要が拡大するなか、より安定的な製品の供給体制を構築するため新設備を導入する。
また、本年1月より本格稼動いたしました精密コート設備も携帯電話やデジタルカメラの液晶ディスプレイ用保護板として受注が増加しており、同コート用の原板と印刷用のフィルムの生産を増強するために新設備を導入する。
新設備は、新製品の開発およびユーザーニーズへの対応を迅速かつ確実に実施するため同社関東工場内(栃木県鹿沼市)に建屋を新設し設置する。
設備投資額は、建屋を含めて16億円となり、本格稼動は来年春頃を予定している。
生産能力は2台で約3,000トン/年となり、売上は平成19年3月期に約15億円を見込んでいる。