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セブン-イレブン/店舗のエコ物流システムにカメラ付携帯電話で管理

2004年06月27日/未分類

前田建設工業(株)と(株)セブン-イレブン・ジャパンは、国内で初めて、セブン-イレブン店舗のメンテナンス工事で排出される小口建設廃棄物の回収などに、カメラ付携帯電話による「建設廃棄物遠隔承認システム」を導入し、廃棄物の回収と管理の大幅合理化を図る。

両社は、1万店を超えたセブン-イレブン店舗に本システムを適用する考えで、6月14日から先行して都内練馬・杉並エリアで運用を開始した。

従来、セブン-イレブン店舗のみならず、住宅新築工事、リフォーム工事、ビルメンテナンス工事などで発生する廃棄物については、たとえ少量であっても、排出事業者が立会うことが原則となっていることから、廃棄物の回収と管理の効率が悪いという共通課題を抱えていた。

「建設廃棄物遠隔承認システム」は、セブン-イレブンが店舗廃棄物一括回収処理のために構築した「エコ物流システム」と、前田建設が遠隔地に分散する工事の進捗管理に開発したカメラ付携帯電話による「工事管理システム」を、環境省の電子マニュフェストに融合させたもので、以下の3点により廃棄物の回収及び管理の効率を向上させる。

1.エコ物流システムにより、従来の発生単位毎の個別回収から、一括巡回回収を実現。
2.回収者が排出事業者の代行としてカメラ付携帯電話で撮影した廃棄物画像を、インターネット上で排出事業者が即時承認できるシステムを実現。
3.操作性と作業証明に優れたカメラ付携帯電話と電子マニフェストを連動させることで、作業処理と管理の負荷を大幅に削減。

国内では、建物メンテナンスやリフォーム等、小口工事の急増が避けられないため、廃棄物の回収と管理の効率化に資する電子マニフェストの普及が一層求められる。

このような状況の中、「建設廃棄物遠隔承認システム」に活用されている遠隔承認は、環境省・(財)日本産業廃棄物処理振興センターの電子マニフェストモデル事業で前田建設が実証しており、今回のセブン-イレブンとの取組みによって、環境省は電子マニフェストの普及促進に弾みをつけるものと期待されている。

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