（株）イトーキクレビオと（株）イトーキは平成17年6月1日、両社対等で合併する方針を決定した。
イトーキクレビオとイトーキは「イトーキブランド」のもとで、オフィス家具を中心に製造と販売をそれぞれ行ってきたが、経営環境が大きく変化した昨今、激化する競争を勝ち抜き、持続的な成長をなしとげていくためには、製販の統合による効率的な経営が不可欠との共通認識に基づき、両社の合併について検討した結果、今般合併に関する基本的事項について合意に至った。
合併により期待される効果として、製販統合による市場に直結した一貫経営の実現があり、情報の共有化や一元化により、サプライチェーンマネジメントを構築して全体最適化を図り、顧客満足度の向上とトータルコスト削減を行う。
効率経営の追求として、重複する拠点の統廃合や情報システムの統合など、重複投資の見直しを行うことにより、効率の追求及びコスト削減を行う。
統合後のビジョン・戦略を実現するための最適組織・最適要員の検討を行い、コスト面でのシナジー効果も同時に追求して、一層の収益性向上を図る。
なお、合併業務を円滑かつ迅速に推進するために、両社社長を共同委員長とする統合推進委員会を設置する。
