ダイキン工業（株）は、工場における空調・冷熱エンジニアリング事業を展開するダイキンプラント株式会社（100％子会社）の機能強化のため、セントラル空調事業部とサービス本部から一部の機能を集約し、新たに、（株）ダイキンアプライドシステムズを6月29日付けで設立する。
同社は、顧客ニーズに対応したカスタマイズされたセントラル空調機器の製造・販売と、それら機器を主体とした空調・冷熱システムの設計・施工・販売及びサービスの提供を行う。
アプライドソリューションプロバイダーをめざすために、必要となる機能（機器の設計・製造、販売、システム設計、施工、サービス）を、ダイキンプラント（登記上の存続会社：社名変更）と当社のセントラル空調事業部・サービス本部から結集することにより、本年度315億円（通年ベースでは350億円）、2007年度には500億円の売り上げをめざす。
今回の新会社設立に伴い、セントラル空調事業（開発・生産・販売）を担っていたのセントラル空調事業部は、発展的に解消し、その役割を、ダイキン工業・ダイキンアプライドシステムズ・大金中央空調（上海）有限公司の3社が密接に連携することで、グローバルレベルでの事業の発展をめざす。
具体的には、アプライドソリューション事業のコア機器であるセントラル空調機器の開発については、パッケージエアコンの開発・生産を担う当社空調生産本部に集約し、パッケージエアコンとの技術シナジーの発揮をねらう。
生産は、とりわけ空調の一大市場として急速に立ち上がりつつある中国をグローバルハブ拠点と位置付け、既に設立済みの大金中央空調（上海）有限公司に集約する。
ただし、顧客対応のための機器の改装設計およびカスタマイズ生産については、日本のダイキンアプライドシステムズが行う。
