日産化学工業(株)は、北米農薬事業強化のため、米国子会社ニッサンケミカル・アメリカコーポレーションと米国ゴーワン社との共同出資(出資比率50%折半)により、新たに合弁会社「キャニオングループLLC」を設立した。
ゴーワン社は、アリゾナ州ユマ市を本社とし、アメリカ西部・西南部を中心に、顧客に密着した営業活動に定評のある農薬販売会社で、新会社は、同じくユマ市に本社を置き、除草剤「パーミット」、「タルガ」、殺ダニ剤「サンマイト」とゴーワン社の除草剤「トライアレート」を北米で販売する。
新会社は、販売地域や適用作物を順次拡大することで、2007年には50百万ドルの売上を目標としているが、更に他社からの製品買収により取り扱い品目の充実を図るなど、積極的な事業展開を進めていく。