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CSK、岡村製作所/RFID適用業務システムを共同開発

2004年07月04日/未分類

(株)CSKと(株)岡村製作所は、RFIDを適用した製品個体管理およびメンテナンス履歴管理のシステムを共同開発した。

岡村製作所はRFID適用第一弾として、エアフレッシュテーブルの保守メンテナンスサービス業務にシステムを採用し、サービスを開始した。

岡村製作所では、エアフレッシュテーブルを始め、ユーザーの利用状況に応じた定期点検およびアフターサービス業務が必要な対象製品において、オフィスあるいは店舗の移転・改装等による設置場所の変更があった場合、また急激に出荷台数が増加している製品の場合など、その個体管理が困難であり、近年サービスコストが増加していることが課題となっていた。

岡村製作所の業務要件とノウハウにもとづき、CSKがRFIDを活用したシステム化のコンサルティングを行い、共同で実証実験と導入効果の検証、運用面・技術面での実現性の検証を実施し、約3ヶ月の短期間で本システムを開発した。

今回RFIDを採用することで、その特徴である(1)個体識別機能(2)書き込み機能、(3)記憶データ容量が大きい、(4)耐久性に優れ半永久的に使用可能、(5)非接触型といった特徴を活かし、個々の製品に管理データやメンテナンス履歴を持たせた現場管理が可能となり、課題の克服に成功した。

ICタグには、金属の影響を受け難く、比較的読取距離の長い操作性に優れたタイプを選定し、凸版印刷(株)を採用した。

システムは、プラットホームに依存しないJavaのJ2EEで開発しているため、さまざまなインフラ間での情報のやりとりに適し、RFIDタグとのデータ通信に使用するハンディ型リーダ/ライタのアプリケーションをWindowsCEベースのGUIで作成することで、操作性を一段と高めている。

今回のサービス開始により、岡村製作所では個体管理・メンテナンス履歴管理の管理レベルの向上を図ると同時に、ユーザーに安全・快適な環境の提供、さらにアフターサービス業務の省力化によるコスト削減も可能となり、本分野の業容拡大につながることと見込んでいる。

今後、岡村製作所では冷凍ショーケースをはじめ、他の対象製品へRFID適用業務範囲を順次拡大する。

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