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岡村製作所/一括輸送で大型トラック約3965台分を削減

2009年06月24日/CSR

岡村製作所が6月24日に発表した「CSR Report 2009」によると、2008年度の物流関連のCO2排出量は2万3900トンと2007年度比で3500トン削減された。CO2の発生抑制では、首都圏から地方の長距離輸送などに鉄道を利用し、モーダルシフトを推進。2008年度は横浜・大阪間でJR貨物のスーパーグリーンシャトルの利用比率を増やし、約79.5トンのCO2排出を削減した。

店舗用什器の輸送も遠距離にはコンテナを使用。約8.3トンのCO2排出を削減した。また一括輸送の比率を高め、2008年度は大手ドラッグストア向け什器を中心に実績を積み上げ、大型トラック約3965台分を削減した。このほか、搬入場所や時間の制約が多い首都圏の顧客への納品では、トラック1台あたりの積載量減少を防ぐため、都心に小規模な積み替え拠点を設置。積み替え拠点までは大型トラックで輸送し、積み替え拠点で小型トラックに積み替えて配送する。この取組で約2.5tのCO2排出量を削減した。

さらに12月には、横浜物流センターの倉庫棟2~4階で使用する照明器具を省エネタイプのものに更新した。従来の消費電力250Wランプを高効率タイプの150Wランプに更新することで、年間23万8800kWhの消費電力量、約133tのCO2排出量を削減できる見込み。

さらに、高効率タイプのセード(反射笠)を組み合わせ、倉庫内の照度を高め、より作業のしやすい環境を実現した。この器具導入で横浜物流センター全体の電力使用量削減率が9.9%となり、新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する「エネルギー使用合理化事業者支援事業」として採択された。

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