オリンパス(株)は、医療機関向けバーコードリーダ付きハンディターミナル「PT1046」Windows CE.NET4.2版を、医療情報システムベンダーを対象に販売を開始した。
各医療行為はバーコードで簡単にこのハンディターミナルに入力され、無線LANを通じて電子カルテ等に記録される。医療機関における医療過誤防止と業務効率化を支援することができ、さまざまな医療システムと連動して使える。
また、WindowsCE.NET4.2版対応でIEEE802.1x認証規格に準拠しており、無線LAN使用の際、より高いセキュリティを提供する。
近年、医療機関では国民医療費の増大による診療報酬の削減、医療過誤対策、EBM(根拠に基づく医療)導入による医療サービスの質と効率の向上など病院経営の改善が求められ、これらを解決するために、各医療施設では電子カルテシステムをはじめとして医療分野でのIT化が普及しはじめている。
同社は、無線LANを使用したこのシステムの安全性・利便性を高め、セキュリティ機能の高いハンディターミナルの商品化を実現した。
主な特長の概要
1.WindowsCE.NET4.2版採用でIEEE802.1xに対応した、高いセキュリティを提供
2.ウィンドウ再描画体感速度30%アップ
3.用途別にテンキーまたはPDAキー(ファンクションキー)仕様の選択が可能