LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日産ディーゼル/車両構成管理システムを刷新

2004年07月11日/未分類

日本IBMとDassault Systemesは日産ディーゼル工業(株)がIBMとDassault SystemesのPLMソリューションを活用した車両構成管理システムを構築し、車両レイアウト作成時間を短縮、同社の新車開発に活用していると発表した。

日産ディーゼルの車両構成管理システムは、Dassault Systemesが開発するIBMPLMソリューションであるENOVIAをベースとしている。ENOVIAは、製品データおよびライフサイクル管理、そして意思決定を支援するソリューションで、日産ディーゼルでは、設計から生産に至るシームレスなトラックの構成データ管理および連携として、2000年よりENOVIAのデジタル・モックアップ(DMU)ナビゲーターを活用した製造シミュレーションにより、製造準備段階での不具合の早期検出などに大きな効果をあげている。

トラックは乗用車に比べ部品点数が多く、組み合わせも複雑なため、従来から車両部品の構成管理のシステム化が課題となっていた。車両構成管理システムの構築により、日産ディーゼルでは、車両レイアウトの作成時間の90%短縮に成功している。

トラック部品の組み合わせのバリエーションは乗用車の約10倍あり、日産ディーゼルでは従来、設計検討に使用する車両デジタル・モックアップの作成には相当なエネルギーを要していた。

新システムの開発では、日本IBM、Dassault Systemesの担当者と十分に検討を重ねたことにより、当初考えていた車両レイアウトの作成時間短縮という成果をあげることができた。同社は、この取り組みを、今後の開発コスト削減契機としていく。

日産ディーゼルの車両構成管理システムは、複雑なトラックの開発プロセスを処理するENOVIADMUナビゲーターの高度な機能を実証するもので、製品データ、プロセス、リソースを連携し、開発ライフサイクル全体にわたり、異なる開発チームが最新の製品の全体像をビューイングできるというENOVIAの機能を有効活用している。

IBMとDassault Systemesは今後も、強固なパートナーシップで革新的なPLM製品群と完成度の高いサービスオファリングを通じて、日産ディーゼルをはじめとした日本の自動車メーカーにおける生産性、製品品質の改善に向けた活動を継続してサポートする。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース