シスメックス（株）は、日本ユニシス（株）の協力により構築しました電子調達システム「STM：SysmexTradeMission」（以下：STM）を導入した。
システムは、インターネットを利用することで、発注、納品および検収などの処理状況をサプライヤーと同社がリアルタイムに把握することが可能となる。
また、承認・決済システムおよび会計システムとの連携により、見積りから支払いまでの業務が自動化でき、業務の効率化が図れ、STMは、すべての調達業務の全自動化を可能とする独自のシステム。
今後は、サプライヤーと同社が互いに情報を共有するための「戦略購買データベース」の構築を進め、「戦略購買データベース」など関連システムとSTMとの連携により、研究開発段階での最適な原材料・部品の選定および安定供給が可能なサプライヤーの選定を標準化し、研究開発のスピード化およびコスト競争力の強化を目指す。
システムの稼動により、煩雑な発注業務を自動化することで、研究・開発・生産の各機能が本来の業務に専念することができ、国内の300社を超えるサプライヤーとの連携により、低コストで高品質の材料調達が可能となり、サプライヤーは強みを活かした提案が可能となる。
また、原材料・部品の安定供給に関しても、STMによる複数の購買先の設定およびサプライヤー情報の共有などにより効果が期待される。
今後は、サプライヤーの技術力や実績などの情報およびシスメックスが要求する新規の原材料・部品の仕様や生産計画などの情報を双方で共有するための「戦略購買データベース」の構築を進め、承認・決済システムおよび会計システムなどの関連システムとSTMとの連携により、研究開発段階での最適な原材料・部品の選定および安定供給が可能なサプライヤーの選定を標準化し、研究開発のスピード化およびコスト競争力の強化を図る。
