米商務省の公的輸出支援部門である米コマーシャルサービスは、米国内の中小企業を対象とした新たな輸出支援事業への参加について、フェデックス社と合意したと発表した。米国経済の中核でもある中小企業の輸出分野で、官民が協力することを主眼としている。
フェデックスは今後、「サービス」の米国内118カ所と世界78カ国・149カ所の事務所を通じた輸出支援活動に関与し、「サービス」が行う貿易イベント、輸出セールスキャンペーンに参加できるほか、「サービス」の各種調査に関する情報提供も受けられる。公的機関と連携することによる知名度と信頼性の向上も期待できる。
同省関係者は「世界の消費者の95%は米国外の人々だ。「サービス」とフェデックス両者の輸出・輸送に関する情報やノウハウを結集することは、特に輸出の機会を模索する小規模企業に恩恵がある」と話している。