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セコム/屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」を開発

2004年07月25日/未分類

セコム(株)は、工場や駐車場、港湾、空港など広大な敷地で効力を発揮できる、わが国では初めての本格的な屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」を開発した。

セコムのロボット開発コンセプトは、セキュリティや医療、福祉などのフィールドで、人にしかできない移動を伴う行為や作業を代替させることで、「人の行動の代わりが確実にできる」ことをめざしている。

これまで、こうしたコンセプトに基づいて、2002年5月にわが国初の食事支援ロボット「マイスプーン」を発売。同年10月には、わが国初の指示者追尾型ロボット「セコムロボット」の開発完了を発表。今回の屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」は、セコムのロボットとしては第3弾となる。

近年、広大な工場や駐車場、港湾、空港などにおける、侵入や窃盗等の違法行為を防ぐために、最も効果的な防犯対策として監視ニーズが急速に高まっているが、こうした場所では、常駐警備員のみでは数多くの人員が必要となること、一方、固定型の監視カメラでも相当な台数が必要となり、やはり高コストになることが予想される。

そこで、人間の代わりとして、このような広い敷地を特徴とする場所で、機敏で高速に行動することができ、侵入者を確実に監視するロボットが実用化できれば、効率的で高い防犯効果が期待できる。

今回のロボットは、「広いエリアを俊敏に行動することができる」という開発コンセプトを最も重要な基本要件として設定し開発にあたった。

この「セコムロボットX」は、広い敷地内をあらかじめ設定されたルートで自動巡回し、さまざまな視点から画像監視を行い、緊急時には管制からの遠隔制御により、不審者などを追跡し監視することができる。さらに、不審者に対して、光や音声、発煙装置によって威嚇を行うことも可能な“近未来型ロボット”。

今後さらに、人混みなどにおいても安全に走行できるセンシング技術、豪雨・積雪・氷結路面等での走行性能の確立を行い、「人の行動の代わりが確実にできる」セコムロボットの開発を行っていく。

屋外巡回監視ロボット(プロトタイプ)の主な仕様
■主な仕様
外形寸法:約1060(長さ)×800(幅)×980mm(高さ)
質量:約120kg
最高速度:時速約10km
連続走行:約24km
駆動装置:車輪駆動
走行方法:自動巡回(ガイドセンサー等)、遠隔操作
搭載可能カメラ:全方位監視カメラ(カラー・近赤外切替式)
ハイアングル/ローアングル監視カメラ(カラー)
近赤外監視カメラなど
遠隔通話:マイク、スピーカー
威嚇機能:威嚇音声/威嚇ランプ/発煙装置
電源:内蔵バッテリー

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