大日本スクリーン製造（株）は、台湾と中国にフラットパネルディスプレー（以下：FPD）製造装置を手掛ける新サービス拠点を7月から8月にかけて開設し、体制の強化を図る。
台湾は、半導体・FPD事業を手掛ける現地子会社（大日本スクリーン・エレクトロニクス・台湾）のFPD機器を専門に扱う4カ所目のサービス拠点として、台中工業団地など台中地域を事業エリアとする台中カスタマーサービスステーションを開設。7月28日から日本人スタッフを含む約30人で業務を開始する。
さらに、昨年11月に規模を拡大した台南地区をカバーしている台南カスタマーサービスステーションを8月末までに台南カスタマーサービスセンターに改称し、サービススタッフを30人規模に拡大するとともに新たに営業スタッフを2人配置して、サービスと営業の両面で体制を強化する。
これらによって、台北から台南まで台湾全土の各工業地域を網羅する、きめ細かい保守サービス体制を実現する。
中国は、現地子会社（大日本スクリーン・エレクトロニクス・上海）の北京事務所内に、FPD機器のサービスを担当するスタッフを新たに配置。9月1日から日本人を含む8人で業務を開始する。
中国におけるFPD機器の拠点としては、4月1日に営業・サービスを開始した上海（本社）に続く2カ所目となり、多くの工業パークを擁し優れたハイテク企業や技術が集結する南北の拠点を中心に、迅速なサービスの提供が可能になる。
今回のサービス拠点の拡充は、台湾および中国におけるFPD業界のさらなる市場拡大を見込み、メーカー各社の要望に迅速に対応できる密接な営業・保守サービス体制の強化を目指す。
