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トヨタ自動車/「環境社会報告書2004」発行、物流面さらに強化

2004年07月28日/未分類

トヨタ自動車(株)は、環境および社会側面から2003年度の取組み実績をまとめた「環境社会報告書2004」を発行した。

物流分野では下記の対応を行った。

完成車、部品の国内外輸送を手掛け、2003年度の国内総輸送量は33億トンキロで、生産環境物流分科会における活動目標の達成に向けた取り組みと、改善活動を進めた。

生産環境物流分科会(2001年4月発足)では、CO2排出量、梱包包装資材の使用量の総量、原単位低減目標を設定し、低減活動に取り組んでいる。さらに2003年度は海外におけるCO2排出量の把握を進め、海外事業体の目標管理活動を支援するよう管理体制の強化を図った。

低減活動
2003年度の目標は、CO2排出量を25万9000トン以下に低減し、原単位で2002年度実績の3%減をめざした。

完成車、生産用部品、補給部品の輸送に伴うCO2排出量の低減活動は①低原単位輸送へのシフト、②総走行距離の低減の2本柱で展開し、CO2排出量は2002年度比5,000トン低減したが、完成車両の輸送が約18万台増えたことと、一部車種の生産場所変更により一時的にトラック輸送が増加したこともあり、CO2排出量は27万8,000トンとなった。

原単位は2002年度比3.1%減で目標を達成した。

陸上輸送から海上輸送へのモ-ダルシフトを進めるとともに陸上トレ-ラ-輸送では燃費向上活動を推進した。

トレ-ラ-にデジタルタコメ-タ-を装着し、日々の燃費状況を確認。講習会「エコ運転のすすめ」
で乗務員の意識向上を図ること等で前年度比3.4%の燃費向上を実現した。

海上輸送への切替増加に伴い、輸送中の海洋汚染防止にも輸送会社と連携して取り組んでいる。

走行距離の低減活動では、便数の削減と走行距離の短縮を主な柱とし、「共同輸送の拡大」「走行ルートの見直し」「積載率の向上」「器具内充填率の向上」など多岐にわたる取り組みを実施した。

生産部品物流では、堤と飛島ル-トでのル-ト見直しと積載率向上を図り、16車57便を14車53便に低減した。

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