日本製紙(株)の岩沼工場(宮城県岩沼市)は、8月より、仙台市と協働でわりばし回収リサイクル事業に取り組む。この事業は、政令指定都市で初めて本格的に行われ。
わりばしは安価で便利であるため大量消費されているが、そのほとんどはごみとして焼却されており、以前からリサイクルシステムの構築が求められていた。
これまで、仙台市は何度でも使用できる塗りばしの使用などを呼びかけてきたが、現実にはわりばしの利用を急激に減少させるのは困難な状況にある。
そこで、わりばしの大量廃棄に対する方策について、仙台市と当社岩沼工場が協議を重ねた結果、官民協働事業としてわりばしの回収リサイクル事業を実施することになった。
具体的には、仙台市がわりばし専用回収箱を設置し、飲食店の事業者やイベント主催者などから洗浄・乾燥させた使用済みわりばしを回収する。
また、仙台市は、市民に対し、わりばし回収リサイクルへの参加を呼びかける広報・意識啓発活動を行い、当社岩沼工場は、自社の費用と責任において、わりばし専用回収箱から使用済みわりばしを定期的に巡回して回収し、紙の原料としてリサイクルを行う。