シャープ(株)は、液晶テレビ向け大型液晶パネルの需要拡大に対応するため、亀山工場に第2期大型液晶生産ラインを導入し、ことし8月より稼働する。
本亀山工場は、大型液晶テレビの一貫生産により、物流及び生産・検査工程の合理化を進めた垂直統合型の画期的な最新鋭工場で、液晶技術と5テレビ映像技術を一つの工場に集積化することで、デバイスと商品のスパイラル効果をさらに高めた。
また、液晶パネルの生産ラインでは、世界初の1,500×1,800ミリの大型マザーガラスを採用し、独自の生産技術力により、高効率生産を実現している。
第2期ライン導入により、マザーガラス投入能力を、2004年1月稼動時の約2倍の月27,000枚とし、テレビ向けを中心とする液晶パネルの旺盛な需要に対し安定した供給対応を進めると共に、生産効率の一層の向上を図り、価格競争力の強化を通じて、液晶テレビ市場のさらなる拡大を進める。