NTN（株）と中国の常州光洋軸承有限公司（以下：常州光洋）は、ニードル軸受などの自動車用軸受を開発・生産・販売する合弁会社を設立する。
NTNの技術力と常州光洋の中国民営企業としての事業体制の融合により、品質・価格・納期・サービスなどの競争力を高め、中国における自動車用軸受の生産の基盤を構築する。
同合弁会社では、中国での需要の拡大が見込まれるニードル軸受、円筒ころ軸受、クラッチレリーズ軸受などの生産と販売を行い、今後益々発展してゆく中国での自動車メーカーの現地調達のニーズ等に対応し、中国での自動車用軸受事業を拡大するとともに世界への軸受供給基地としても活用していく。
また、同合弁会社に軸受の開発に関する技術センターを設立し、製品の設計・開発・実験を行い、中国の自動車及び自動車関連メーカーのニーズにタイムリーに対応することにより新技術・新製品による拡販も図っていく。
2004年9月に合弁会社を設立して生産を開始し、2005年に35億円、2008年には110億円の売上高を計画している。
新会社の概要
新会社名：常州NTN精密軸受有限責任会社
中国名：常州恩梯恩精密軸承有限公司
英文名：CHANGZHOUNTN-GUANGYANGCORPORATION
事業内容：ニードル軸受、円筒ころ軸受、クラッチレリーズ軸受などの開発・製造・販売
資本金：12百万米ドル（約13億円）
出資比率：NTN51％、常州光洋49％
所在地：中国江蘇省常州市高新技術産業開発区漢江路52号
設立：2004年9月
操業開始：2004年9月
敷地面積：83千㎡
建屋面積：33千㎡
総投資額：28百万米ドル（約30億円）
人員：約1,300人（2008年）
