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伊藤忠商事、敷島製パン/中国に製パン事業参入

2008年08月07日/物流施設

伊藤忠商事と敷島製パンは、中国大手食品グループの頂新国際集団傘下の(本社・台湾台北市)と合弁で中国における製パン事業に参入する。

新会社「頂盛ケイマン(株)」の実質出資比率は、味全60%、敷島製パン24%、伊藤忠グループ16%で、中国沿岸部にパン食文化の普及・拡大を図る。

中国国内のパン製品の供給は、中国国内に大手製パンメーカー、いわゆるNBメーカーがまだ存在せず、インストアベーカリーにおける販売が中心となっている。

敷島製パンのパン製造技術や食の安心・安全といった品質管理のノウハウ、頂新国際集団の中国国内における販売力、伊藤忠のグローバルベースの原材料調達力を生かした三社の合弁スキームで、中国で初となる量産型の製パン事業に進出するもの。

具体的には、上海市場での展開からスタートする予定で、2009年製パン工場着工、上海万博に備え、2010年2月に稼動を開始し、食パン、菓子パンなどを「味全Pasco」ブランドで販売を開始する。

また、Pascoの主力ブランドである「超熟」の技術を生かした製品も早期より導入していく方針で、販路はCVSや、ハイパーマート、スーパーマーケットを中心に、初年度約20百万個、最終販売金額約90百万元(約13億円)、5年後に同工場ベースで70百万個、約3億元(約45億円)を予定している。

新会社概要
社名:頂盛ケイマン(株)
資本金:11百万USドル(約11億円)
出資比率:味全BVI60%、PIH40%
PIHの出資比率は敷島製パン60%、伊藤忠グループ40%

上海新会社概要
社名:上海頂盛食品工業有限公司
工場敷地面積:33,000㎡
出資比率:頂盛ケイマン100%

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