（株）サトーは、食品メーカーなどの製造工場、保管倉庫や配送センターで商品の製造・加工から在庫・出荷までの履歴情報を管理するトレーサビリティのシステムパッケージ「TraceeyeR／トレース・アイ」を開発、8月1日から全国販売する。
「トレース・アイ」は、食品メーカーの課題である製品の生産実績管理、在庫管理、倉庫内移動管理などを生産工場、保管倉庫、配送センターの各現場でリアルタイムに情報収集を行い、トレーサビリティを可能にするシステムパッケージ。
パッケージ構成は、生産工場向け、保管倉庫・配送センター向けで、いずれもユーザーの使用目的や運用規模に合わせて機能別に4種類、パッケージ価格は80万円～250万円となっている。
初年度販売目標は、プリンタやラベル、周辺機器と合わせて10億円。
「トレース・アイ」はすでに、（株）伊藤園等にに導入されるほか、食品に限らず多くの製品に対応するトレーサビリティのシステムパッケージとして需要の拡大が期待される。
同製品はサトーのプリンタやラベル、アプリケーションなど自動認識技術によるノウハウを基本に設計され、ユーザーへの導入期間が短縮されるだけでなく、カスタマナイズする際にも導入コストの削減、納期の短縮がはかれる。
食品衛生法改正(2003年5月)に伴い原材料に関する記録、製品または加工に関する履歴等、保管業者は製品の受入、受渡年月日、保管量等の記録が義務付けされ、「トレース・アイ」はこれらの記録履歴保持に対応しており、情報収集を電子データで細かく管理し、精度の高い生産・流通履歴による追跡を実現する。
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（株）サトー
ソリューション営業部梅田、植田
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