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DHL/香港に「セントラル・アジア・ハブ」を新設

2004年08月21日/未分類

DHLは8月4日、香港国際空港内にアジア太平洋地区で最大となる航空貨物専用の「セントラル・アジア・ハブ」を新設した。

1億米ドルを投じて建設されたこの新施設は、DHLがアジア太平洋地区に展開するインフラの中央拠点となるとともに、同地区の長期成長戦略の重要な一歩となり、アジア太平洋地区内でのDHLの貨物取扱能力は、成長を背景に大幅に強化される見込み。

この数年間で、DHLのアジア地区に対する投資額は11億米ドル以上にも達しており、同社はこれまで専用インフラの構築、既存のハブやゲートウェイの強化、テクノロジー、DHL専用のエア・ネットワークの継続的な拡大に力を注いできた。

新設された「セントラル・アジア・ハブ」に加え、現在DHLはバンコク、ソウル、シンガポール、シドニー、東京の5つの拠点にもハブを持ち、主要空港にはゲートウェイを配置している。

アジア太平洋地区でのDHLの主要市場には日本、香港、韓国が挙げられるが、継続的な成長の主な牽引力となっているのは中国で、過去数年間、DHLの中国での業務は一貫して年間35~45%の成長率を達成しており、2004年上半期には50~60%の成長率を記録した。

同社による中国発着の出荷数のうち、70%以上が香港を経由している。

「セントラル・アジア・ハブ」の新設に伴い、DHLは香港でエアエクスプレス(国際宅配便)の専用施設を運営する唯一のエクスプレスロジスティクス企業となった。施設の床面積は18,200平方フィート(約1691平方メートル)にも及び、1日あたり最大440トンのエアエクスプレス貨物を処理することが可能。

正式な開設に先立ち、「セントラル・アジア・ハブ」はすでに、ハイテク製品輸送における安全管理レベルの高さを示すTAPAの認証資格Aを取得している。

DHLのTAPA認証取得施設の総数は既に40カ所を超えており、これでDHLは地区内で最も多くのTAPA認証取得施設を擁することとなり、貨物の安全に対する取り組みをさらに強化した。

DHLではロジスティクスインフラの開発と平行する形で、専用のエア・ネットワークの拡大も積極的に進め、最近では需要の拡大に応え、香港‐上海間の専用線による貨物輸送力を60%、香港‐マニラ便を20%以上拡大させた。

DHLの専用エア・ネットワークは現在16カ国の25都市を結び、20の専用航空機と800便以上の民間航空機により日々の業務を行っている。

DHLでは2004年5月より、シンガポール‐クララルンプール間とホーチミン‐バンコク間の往復便に、DHL独特の赤と黄色の塗装を施した専用機を投入している。

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