米フェデックス社は、小口混載業者であるパーセルディリレトを買収することで合意した。買収額は1億2000万ドルで、同社の今期第2四半期中に契約を完了する。
パーセルディレクトは、フェデックスの「フェデックスグラウンド」社の子会社となる。フェデックスにとっては、軽量で時間的に急を要しない商品の低コスト輸送を模索するオンライン販売業者、カタログ販売業者向けの輸送業務拡大が期待される。
パーセルディレクトは、ウイスコンシン州ニューベルリンに本拠を持ち、2003年度の総売上高は2億5000万ドル。郵便事業を行う米ポスタルサービスのパーセルセレクト・サービスを利用した小口輸送を主な事業にしている。
パーセルによる現在の輸送業務は、受託先の企業からの貨物を自社の仕分け施設に集めた上で、施設の近くの郵便局に移送する仕組み。移送された貨物については、ポスタルサービスが、30万台以上の郵便トラック網を使って最終目的地に配送している。
