LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

スターリングコマース/三井物産、貿易・物流情報交換基盤「TLMS」開発

2004年09月02日/未分類

スターリングコマース(株)は、三井物産(株)がSterling Integratorをコアパッケージとして採用し、貿易・物流情報交換基盤「TLMS(Trade-Logistics Messaging Service)」が稼動開始したことを発表した。

TLMSは、荷主、船社、海貨業者間の輸出入業務の電子データ処理とアプリケーション連携機能を提供し、取引のモニタリングと管理を行うことにより、企業の枠を超えたトータルな業務プロセスの効率化および可視化を実現した。

「荷主、船社、海貨業者の『三者間』での統合的な電子データ交換(EDI)環境の実現はしていませんでした。」と、スターリングコマースの代表取締役社長小池リチャードは語っている。

「しかし、三井物産は、Sterling Integratorの導入によりハブ型ネットワークを構築し、異なる環境を持つ取引先とのEDIを実現させ、海貨業者や船会社との業務連携により、B/L(船荷証券)の発行や通関など輸出入業務を自動化・精緻化を達成した。」

三井物産のTLMSプロジェクトマネージャである小塚 睦文氏は、Sterling Integratorを採用したポイントとして、「従来のEDIはもちろんのこと、最新のテクノロジーであるBPML、XML、EDIINT (AS1 AS2)、RosettaNet、ebXMLなど、新旧のテクノロジーやメッセージへの対応も充実していた。また、取引先連携(B2B)だけでなく、社内のアプリケーション連携ニーズにも対応できる戦略的ソリューションであり、当社が求めていた本当の意味でのシングルプラットフォームでした。」と語っている。

また、三井物産の小塚氏は、Sterling IntegratorをTLMSに採用した効果として以下を挙げている。
・コスト削減
二重入力の削減による処理コストの削減、および、インタフェースの一元化による開発および運用コストの削減。

・取引先との取引の電子化を促進
従来のEDI、Web-EDI、電子メール、EDIFACT、ANSI、CII、XML、CSV、フラットファイルなどの選択を可能にし、取引先のシステム環境に合わせた柔軟なEDIを実現。EDIシステムを持たない取引先には、Web-EDIや電子メールなどの利用により、負担を軽減。

・処理精度および効率の向上
人による入力ミスの削減、電子化およびプロセスの自動化による輸出入手続きのリードタイムの短縮、エラー発生時の通知機能によりプロセスのどこで発生しているかを短時間で認識。

「Sterling Integratorは、ビジネスの課題を解決することにフォーカスしたEAIとB2B連携を実現できるビジネスプロセス管理フレームワークであるため、システムだけでなく人間による処理も一連のプロセスとして取り込むことができる点は、TLMSのコンセプトに合致しており、将来的には単なるアプリケーション連携にとどまらず、本来のビジネスプロセス連携を実現できると実感しています。」と、三井物産の小塚氏は語っている。

三井物産の事例は、9月3日に開催される「B2B Strategies 2004」にて講演を予定している。

詳細は下記アドレスを参照。
http://www.sterlingcommerce.co.jp/B2B2004/

LNEWSを見て登録された方を無料招待
Webの事前登録フォームの「ご招待コード」欄で「A-2」を選んでください。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース