日本ヒューレット・パッカード（株）と（株）フレームワークスは、中国における物流管理システム構築で協業する。
日本HPは、従来より日本国内でフレームワークスのサプライチェーン統合型パッケージソリューションである「Logistics Station iWMS」による在庫・倉庫系の物流管理システムの構築サービスを提供してきた。
近年、日本企業の中国進出が増加し「Logistics Station iWMS」を利用した物流システム構築への需要が高まってきたことから、中国での協業開始に合意した。
今後、日本HPは、HPの中国法人である中国普恵有限公司（略称：中国HP）と綿密な連携を図り、システム構築から運用までの一貫したサービスを提供し、日本企業のアジア･パシフィック地域を中心としたグローバルな事業展開に対応するほか、中国企業のグローバル事業展開にも対応する。
日本HPとフレームワークスの協業の特長
中国で事業展開する日本企業が物流管理システムを導入する課題。
①企業規模に適したシステム
②中国事情に精通したスペシャリストによるコンサルティングとシステム構築支援
③開発から運用まで、各フェーズでの日本語と中国語での対応
今回の協業では、これらの課題を解決し、効率的な物流環境を提供するため、以下のような取り組みを実施する。
1．オプション製品により、お客様の規模、要望に合わせた最適なシステム構築で定評のある、日本国内で実績あるフレームワークスのパッケージ・ソフトウェア 「Logistics Station iWMS」を基軸とした、システム構築サービスの提供
2．中国において豊富なシステム構築・運用実績を誇る中国HPと連携し、日本HP・中国HPの合同プロジェクトチームを結成、中国の事情にあったコンサルティングサービスを提供
3．日本HP・中国HPのコンサルタントに加え、HPのソフトウェア開発・サポート拠点の「デリバリーセンター」のひとつである「中国センター」に所属する日本語能力を有するスペシャリストをプロジェクトメンバーに加え、中国語・日本語での対応力を強化
4．中国HPの中国全土をカバーするサポートネットワークの活用によるHP製ハードウエ
アサポートと、ソリューションサポート
両社は、サプライチェーンで実績ある､フレームワークスのiWMSをベースに、世界で事業を展開するHPの強みであるグローバルなシステム構築サービス、サポート能力を活かし、海外進出する日本企業に日本と同じシステム環境を提供する。
海外でも共通化されたITインフラを提供することで、ビジネスの変化に柔軟に適応でき、ITコストを軽減し、国際競争力を強化することをサポートする。
なお、両社は、10月8日、日本HP荻窪事業所において、公開セミナーを開催する。
