日本オラクル(株)は、オラクルの購買・調達システム「Oracle Procurement(オラクル・プロキュアメント)」の最新版を発表した。
最新版「Oracle Procurement」は、統合アプリケーションソフト「Oracle E-Business Suite11i.10」より搭載され、「Oracle E-Business Suite11i.10」は、今秋、日本オラクルより提供開始する。
「OracleProcurement」最新版では新たに、企業の購買費用の半分以上を占めると言われている外部委託費用の管理機能「Services Procurement」と、購買契約の標準化と契約書作成の合理化を目指す購買契約管理機能「Procurement Contracts」を追加している。
また、特に日本の購買における慣習を意識して、発注時に単価が未定のため仮単価で発注することが可能な仮単価機能や、より使いやすく、柔軟性の高くなったユーザー画面、契約書のPDFフォーマットによる出力が可能になったレポーティング機能が強化された。
グローバル企業向けにはグループ全体の購買・調達業務のシェアード・サービス・センターでの一括管理機能、また製薬・医療機器業界向けに米国FDA(U.S.Foodand Drug Administration:米国食品医薬品局)による電子申請に関する規定「21CFRPart11」に準拠した発注文書の電子署名機能を付加した。
さらに、本最新版では、直接材・間接材から、業務委託、施設・資産まで扱うことのできる購買品を大幅に拡張しており、幅広い分野における企業の戦略的調達業務を支援する。