BASFは、上海の浦東地区にポリウレタンスペシャルティ製品の生産拠点を新設する。
アジアにおけるポリウレタン事業を拡大し、操業は2007年初頭からで、中国のニーズに特化したポリウレタンスペシャルティ製品を生産する。現在、建設許可を上海当局に申請中で、建設は来年に開始する予定。
プロジェクトでは、ポリウレタンのシステムハウスとテクニカル研究開発センター、熱可塑性ポリウレタン（TPU）の生産プラントを建設し、事業は全て、BASFポリウレタンスペシャルティ社（中国）に統合され、運営される。
今回建設される浦東地区のポリウレタンスペシャルティ製品の生産工場では、MDI（ジフェニルメタン・ジイソシアネート）とTDI（トリレン・ジイソシアネート）を原料とする。
これらの原料は、上海近郊の漕涇（カオジン）のフェアブント生産拠点で製造されるため、原料調達の際のコスト面での利点が得られる。
カオジンのイソシアネート生産プラントは、2006年にBASFがパートナー企業と合弁で建設するもので、世界的な規模のプラントとなる。
