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ネットアンドセキュリティ総研/「2次元バーコード対応端末利用者のQRコード利用に関する調査結果」

2004年09月29日/未分類

ネットアンドセキュリティ総研(株)は、QRコードの利用に関する調査を実施し、二次元バーコードの読み取り機能を持つ携帯電話の利用者を対象に、認知状況や利用状況をたずねた。

調査期間は2004年8月14日(土)~16日(月)、調査方法はインターネットリサーチ「Biz Marketingサーベイ」、調査対象は、全国エリアの会員、有効回答数432件。

二次元バーコードの読み取り機能を持つ携帯電話端末の利用者に対し、QRコードを知っているかたずねたところ、「知っている」という回答が全体の88.4%となった。対応機種を所有していることもあり、男女間で顕著な差は見られなかった。(男性:90.4%/女性:88.0%)

QRコード認知者に対し、実際にQRコードを利用したことがあるかたずねたところ、「利用経験がある」という回答は53.4%となった。

男女別で比較すると、男性の場合「利用経験あり」が55.3%だったが、女性では逆に「利用経験なし」の方が過半数を超えており、男女間で結果が割れた。

QRコード利用経験者に対しては、どのように利用したのかも複数回答式であわせて調査し、その結果、最も多かったのは「QRコードを読み取り、一般的なサイトへアクセス」で72.6%、ついで「QRコードを読み取り、キャンペーンサイトへアクセス」の47.6%という結果になった。

ただし、これ以外の用途については、あまり利用されていないようで、「QRコードを読み取り、無料コンテンツをダウンロード」が19.6%、「QRコードを読み取り、アンケートサイトへアクセス」が13.7%などとなっている。

「取得したQRコードを会員証・ポイントカードとして利用」するケースは4.4%にとどまった。

QRコード利用経験者に対し、QRコードを利用する中で不満な点や改善して欲しい点を自由回答形式で回答してもらったところ、読み取り精度に不満が集中した。

具体的には、「読み取り精度がよくない」「反応がよくない」「読みとるまでに時間がかかる」「読み取りに失敗することがある」など、全般的に操作性に関する意見が大半を占めた。

スーパーやコンビニなどで使われる通常のバーコードは読み取り機にかざすだけですぐに反応するだけに、利用者はQRコードに対してもそれと同等の操作性を求めていると推測される。

今回の調査では、1ヶ月あたりの通信料金を1,000円単位で回答してもらっている。その結果、回答者全体の平均は3,834円だった。男性の平均は4,365円、女性の平均は3,078円と、男女間で1,300円以上の違いが出た。

ただし、このデータをもって「男性と女性では通信料金への支払が大きく異なる」とは断定できないことが、探索型データ解析によって明らかになった。

男女別の回答状況を探索的データ解析によってグラフ化してみると、中央値は男性・女性ともに3,000円で、4分位範囲もそれほど差はなかった。ただし、最大値は男性が25,000円、女性が15,000円となっており、この極端に高い値にひっぱられるかたちで平均値において1,000円以上の差が出たと推測される。

また、同様に世帯年収と年代の回答状況をグラフ化したところ、年代では20代、世帯年収では700万円台~900万円台が、回答のレンジが狭くなっていることが分かった。

このことから、流行に敏感な20代では、他の層に比べ「友人や知人と同様の料金プランを選択する」傾向が強く、そのよな行動パターンがレンジを狭める要因となった。

また、20代の場合、30代以降と違って収入等に大きく差が付きにくいため、他の年齢層に比べ携帯電話の通信料として支出可能な金額にも差がないこともレンジを狭める要因になった。

世帯年収700~900万円台のレンジが狭いのは、20代の回答者の“世帯年収”がその範囲に比較的集中している(親の年収)ことが影響しているなどの仮説が考えられる。

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担当:高柳
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