ヤマト運輸（株）は、三河主管支店（愛知県安城市）管下の営業所内にて、クロネコメール便1374冊が未配達のままであった。
平成16年10月13日の午後「営業所に配達されず残っているクロネコメール便を保管した箱がある」という指摘を受け、該当する箱を開封したところ、1374冊のクロネコメール便が入っているのを確認した。
関係者が事実確認を行った結果、今回見つかったクロネコメール便1374冊は、平成11年10月頃から平成12年5月頃までに配達するべきものだったが、クロネコメール便の配達を委託しているアルバイト（クロネコメイト）が、配達できずに持ち戻ったクロネコメール便を、当時の所長が回収し、営業所内に置いていた。
しかし、その後の経過については、当時の所長が退社しているため、確認できていないが、未配達となったクロネコメール便の内訳は、依頼主328社でお届け先1374冊。
発送されたお客様に対し、事実の報告とお詫び、今後の対応を個別に相談させていただいている。
また、再発防止策として、現在全営業所を対象に、施設内の不明荷物の再確認、・日々の個人別取扱量の管理を点検し、配達員に対して、地域にあった配達量の確認・巡回監理等の点検を行う。
同社では「このような不祥事を発生させてしまい大変申し訳なく思っている。宅配事業を営む同社としては、お客様の信頼を裏切る『あってはならない不祥事』と真摯に受け止め、今後は同様の事態が二度と発生しないよう、徹底した再発防止に全社一丸となって取り組み、信頼回復に努める所存。お客様に多大なご迷惑をおかけしたことを、心より深くお詫び申しあげます」と説明している。
