富士写真フイルム（株）は、写真用現像機器、医療用画像診断装置などの機器を製造する、富士機器工業（株）、富士マイクログラフィックス（株）、（株）エフ・アイ・ティ、（株）秋田エフアイティ、フジノン岡谷（株）の5社を、機器生産体制の強化を目的に平成17年4月1日付で新会社として統合する。
これら5社は富士フイルムグループの機器生産会社として、これまでデジタルミニラボのフロンティアシリーズ、医療分野のFCRシリーズとライフサイエンス機器などの生産を行ってきている。
今回の経営統合により、各社の製造技術や品質管理のノウハウを結集させて「モノ作り」の基盤の共通化と強化を図ると共に、パーツ購買の一元化、機能の集約等を進めていくことで機器の品質向上とコスト競争力の強化を推進する。
また、開発・設計・生産技術機能を担う富士フイルムの機器開発生産本部のもとで、新会社を一体運営していく体制とすることで、開発から生産に至るプロセスの一層の円滑化・効率化を進める。
新会社は、富士フイルムグループの機器生産の中核会社として、従来からの写真用現像機器・医療用機器などに加えて、今後、中期経営計画VISION75で掲げた新規事業分野の機器の製造を高い競争力を持って担っていける体制とする。
新会社の概要（予定）
社名：富士フイルムテクノプロダクツ（株）
本社所在地：神奈川県南足柄市竹松1250
資本金：2億円
株主：富士写真フイルム（株）（出資比率100%）
