トラスコ中山(株)は、平成17年3月期中間決算短信の経営戦略で、“PROTOOL”市場においては多種多様なアイテムからなる商品を迅速かつ正確に出荷する必要があり、受注頻度の高い商品については在庫商品としてストックし、また、発注を自動化することで欠品を防ぎ、この即納要求にお応えていき、さらに在庫商品は「ドットクル(FAX自動受注システム)」「WEBTRUSCO(インターネット自動受注システム)」と連動し、これらの利用率の向上は受注に係わる作業コストの削減に寄与していくとしている。
また、“物流を制する者が商流を制す”を基本コンセプトとして、小ロットであってもローコストで安定かつ迅速な供給体制を確保するため、物流拠点の整備による物流システムの高度化を推進している。
また、HC事業部では、商品の安定的な供給体制を構築するため、商品ストック機能を重視した物流センターの機能強化を推進している。
今後の物流センター開設予定
ことし10月には札幌市東区にプラネット北海道を新築移転し、同社屋内にHC北海道物流センターを開設した。また2005年5月には神戸市中央区にプラネット神戸と同社屋内にHC神戸物流センターを開設し供給体制の強化を実現し、2005年12月には千葉県松戸市にプラネット北関東を新築移転し、同社屋内にHC関東物流センターを開設し、関東地域での在庫及び供給機能の向上を図る。
上半期においては営業拠点の物流機能強化を目的として米子営業所、小倉営業所、金沢営業所を新築移転し、地域に密着した在庫機能をもつ事業所として、地域の市場に適合する商品供給を通じた利便性向上を図っている。