トラスコ中山は、5月7日に発表した2010年3月期の決算の中長期的な会社の経営戦略のなかで、物流の強化を掲げ、物流センターによる直接配送エリアの拡大と市場特性にあわせた在庫アイテムの増強により即納性の向上を図るとしている。
また、2010年1月にファクトリールートとワーカーズルート向け物流センターをエリア別に3つにグループ化し、それぞれのグループの中心を担う物流センターであるコアセンターで豊富な在庫アイテムを保有することにより、同一グループ内での在庫共有が可能になったという。
これにより、各物流センターの在庫適正化と顧客への即納体制を強化し、在庫アイテムの効率的な拡充を図っていくとしている。
なお、物流拠点数はファクトリールートとワーカーズルート向け12か所とホームセンタールート向け3か所の計15拠点となっている。
会社の対処すべき課題として、商品アイテムを積極的に拡充していく中で、過剰在庫の抑制と欠品の防止を目的に、在庫管理システムを導入し、在庫の適正化と機会損失の防止を図り、さらなる物流機能の強化を目指すとしている。