東邦薬品(株)は、平成17年4月1日を予定として、木下薬品(株)を株式交換により完全子会社とする。
木下薬品は、奈良県を営業基盤として医療用医薬品の卸売業を行っているが、平成13年6月に同社と業務提携を行い関係の強化を図っていた。
同社は、地域に根ざした長い歴史や強固な営業基盤を持つ有力卸の経営資源と、同社の商品ラインナップ・IT・物流システム・カスタマーサービスなどの事業インフラを融合させて競争力を強化する。
共創未来の精神で企業グループを形成しており、各地の競争環境や提携企業の実情に応じて営業の統合を行うなど、積極的にグループとしての競争力を高めるための諸施策を実施している。
木下薬品は、同社が営業基盤を持たない奈良県市場をカバーする、重要なパートナーとして多方面で協業を行ってきたが、この度の完全子会社化により同社との一体感を醸成しながら事業戦略の展開を目指すことになる。
共同仕入によるコスト削減、共同販促による収益拡大、ENIFを始めとする顧客支援システムの展開などにより、得意先のニーズに適合した企業革新に取り組んでいるので、グループ全体の業績拡大の向上に貢献する。