YRPユビキタス・ネットワーキング研究所(以下:UNL)と東邦薬品(株)は、アクティブタグを活用した物流業務用ブラッシングICタグとICタグ制御基地局、タグID情報管理サーバを含めた、ピッキング業務(支援システム「光るタグ」システムを共同で開発し、2006年11月にオープンした関東圏の主幹となる新物流センター「TBC東京」に導入し、本格運用を開始した。
顧客ニーズが高度化・多様化の一途をたどる医薬品物流において、『より早く、より正確に』の実現をモットーとして取り組んできた東邦薬品の物流システムのノウハウとUNLの先端アクティブICタグ技術を基に、本システムは物流の更なる迅速化、正確化を目標として開発した。
東邦薬品TBC東京は、医薬品を中心とした2万品目もの在庫から営業所および営業担当者への出庫作業を行っており、その際の、ピッキング業務で使用しているカゴに「光るタグ」を装着している。
「光るタグ」システムは、コンベアラインから流れてきたコンテナのバーコードを読み取ると、投入対象のピッキング済み商品が入ったカゴの「光るタグ」が点灯することにより、すばやく目的のカゴを見つけ、商品の投入間違いをなくすシステム。
UNLが開発した429MHz帯の特定小電力無線アクティブICタグ「ブラッシングDice」を応用し、LEDを搭載した光るアクティブタグで、高速通信、75mにおよぶ物流センターのスパンをカバーする遠距離通信に加え、視認性の高さ、ピッキング用カゴに取り付け易い形状という特長を兼ね備えている。
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