(株)商船三井、川崎汽船(株)とプリモルスクシッピング社(本社:ロシア・ナホトカ)の3社は、11月15日ロンドンにて、サハリンエナジー社(シェル55%、三井物産25%、三菱商事20%のJ/V)と、新造LNG船の20年にわたる長期貸船契約を締結した。
同時に、商船三井、川崎汽船とプリモルスクシッピング社の3社は、三井造船(株)と投入する新造LNG船1隻の造船契約を締結した。
2008年4月に竣工予定のLNG船は、サハリンⅡプロジェクト(ロシアにおける初めてのLNGプラントで、完成後のLNG生産量が年960万トン)に投入される。
積地予定地であるサハリン州・プリゴドノイエ港が冬期には流氷が漂着することもあるため、厚さ55cmまでの氷なら通常の航海が可能な氷海・寒冷地仕様を採用する。
商船三井と川崎汽船は、ロシア人船員の育成を通じ、LNG船運航のノウハウをプリモルスクシッピング社に提供する。
プロモルスクシッピング社は当社及び川崎汽船に、氷海航行のノウハウを提供します。商船三井と川崎汽船は、本LNG船の安全運航を通じて、ロシア・サハリン州におけるLNG事業の発展に貢献できるよう、積極的に取り組んでいく。