LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

SAP/環境ソリューション「SAP xApp Emissions Management」を出荷

2004年11月18日/未分類

SAPジャパン(株)は、「SAP xApp Emissions Management(SAPエミッション・マネジメント、以下:SAPxEM)」の出荷を開始する。

「SAPxEM」は、SAPが提供するパッケージ化された複合アプリケーション、「SAPxApps(クロスアプリケーション製品群)」の1つで、企業の温暖化対策を支援するもの。

京都議定書をはじめ、国内の温暖化対策について関心が高まる中、環境省でも多くの取組みを行っており、電力、石油化学、ITをはじめ、大手製造業の担当者の間で、自社の事業活動で排出される温室効果ガスなどについて排出量を把握し、事業計画を立案することへの関心が高まりつつある。

「SAPxEM」は、企業からの排出物の排出量の把握、追跡、管理、傾向分析の実施から温暖化対策計画にいたるまでを支援し、排出量を金額換算することで、排出規制を遵守するための自律的ビジネスプロセスの改善を促す。

「SAPxEM」は、SAP Net Weaverを基盤としているため、多種多様なアプリケーションが混在する企業システム環境にも対応し、「SAPxEM」の出荷にともない、協業、販売、コンサルティングなどを行う専門組織を社内に設立し、「SAPxEM」の拡販を目指す。

企業は、「SAPxEM」の導入により、国や自治体が定める排出関連の法規制へ対応するとともに、株主や投資家などに透明性の高い情報を提供し、さらには、排出量増加の予兆や問題を早期に発見、分析することができるようになります。

「SAPxEM」で提供される機能
(1)企業内および企業グループ全体の各部門、各施設や工場における排出過程の定義
(2)定義された排出過程における排出量の把握
(3)排出量見積もり、および、国や自治体が定める法規や規制に応じた排出目標の設定
(4)規制値を超えた場合の自動警告
(5)排出量を正確に把握するために必要となる作業指示設定、作業確認のためのワークフロー設定、規制値を超えた場合の報告プロセスの設定
(6)排出権取引市場への接続を容易にする統合インターフェース装備
(7)排出権取引市場参入の際に必要な第三者の検証や排気物質取引機関の承認に向けて、排出プロセスや排出量に関するデータの収集、統合、分析、文書化を実現(製造施設別、立地場所別に準拠した法規ごとのレポートを作成することが可能)
(8)mySAPERPと併用することにより、自社内の会計情報との統合が可能となるため、排出量を金額換算し、排出権取引のみならず、企業活動への影響判断や予測、企業の行動計画の支援を実施

SAPxEMは2000年より開発が開始され、環境先進国である欧州を中心に2003年末から限定的に出荷されました。既に、以下3社をはじめ、10社での導入実績を有し、今回の一般出荷開始により、日本国内では、2006年末までに20社への導入が見込んでいる。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース