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タカセ/平成17年3月期中間決算短信(連結)

2004年11月28日/未分類

タカセ(株)の平成17年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

物流業界は、消費や設備投資に前向きな動きが出ているなど景気持ち直しに向けた動きが強まったことで、徐々に輸送・保管の物量にも停滞を抜け出す動きが見られるようになったが、依然、顧客の物流コスト圧縮の要請と業者間の過当競争による料金低下による収益力の弱さから脱却できない状況が続いている。

こうした状況の中で、同社グループは音楽映像商品の運送個数が減少したことや全般的に収受料金の低下の影響が残るものの、輸入の回復や新規顧客の獲得効果によって、連結営業収益は前年同期と比較して6.0%増の62億80百万円を計上した。

営業費用においては、特に、作業部門を所管する子会社における生産性向上への取組みの成果によって、前年同期と比較して1.2%の営業総利益率の改善がなされた結果、連結営業利益は前年同期と比較して56.9%増の2億52百万円となり、連結経常利益は前年同期と比較して68.8%増の2億27百万円となった。

特別損益は、特別利益に投資有価証券売却益7百万円を計上したことにより、税金等調整前中間純利益は前年同期と比較して約2.3倍の2億32百万円となり、連結中間純利益は前年同期と比較し

事業部門別営業収益の状況
国際-国内物流を一貫しての輸出品に関するすべての物流収入を輸出物流部門とし、国内での保管・配送を含む輸入品に関するすべての物流収入を輸入物流部門、国内生産品の国内での物流業務の収入を国内物流部門として、それぞれ営業収益を計上している。

輸出物流部門の連結営業収益は、中国進出企業の工場設備輸送や香港などアジア向け輸出の増加が見られるものの一部の海外子会社における若干の取扱減少により、3億55百万円と前年同期に比較して0.5%の微減となっている。

輸入物流部門は、営業力の強化による新規顧客の獲得や既存顧客の物流需要の掘り起こしに努め、連結営業収益は16億6百万円となって、前年同期に比較して12.7%の増収となった。

国内物流部門は、主力とする音楽映像分野において、ネット配信の影響などで音楽産業全体の市場規模が縮小するなか、DVDソフトを中心とする映像商品でヒット作に恵まれたことによって、同分野の保管・作業の取扱数量は堅調であった。

しかしながら、音楽映像商品の配送のみを行う顧客の業務が減少したため、同商品の配送件数が減少している。

また、音楽映像分野以外は、音響製品や光学関連の新規保管・配送顧客の獲得があった。

その結果、国内物流部門の連結営業収益は、前年同期に比較して3.8%増収となる42億94百万円を計上した。

なお、これらの区分に属さないものをその他の部門とし、当連結会計期間では24百万円計上している。

通期の見通し
原油高や10月に発生した自然大災害など、経済の減速をもたらす懸念要素も考えられるが、方向として企業業績の改善、設備投資の増加等により日本経済の安定した回復が期待されるものと考えている。

物流業界も、徐々に輸送・保管の物量にも停滞を抜け出す動きが見られるようになったが、顧客の物流コスト圧縮の要請と業者間の過当競争による料金低下という厳しい環境は変わらないと考えている。

このため、同社グループでは新たな海外事業戦略の推進、情報システムを活用した新規顧客の獲得と物流業務の生産性向上・効率化、運送業務の扱い商品拡大と体制強化などにより業績の向上をはかることとしている。

以上から通期の業績見通しは、連結営業収益は127億円、連結経常利益は5億20百万円と予想している。

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