東京都港湾局は、青海公共コンテナターミナルに続き、品川公共コンテナターミナルにおいても、12月から毎日曜日のゲートオープンが実施する。
東京港は、ことし3月、国際競争力の強化と使いやすい港づくりを推進するため、官民の関係者が一体となった東京港振興促進協議会において「新アクションプラン」を策定した。
その一環として、フルオープン化の推進等によって貨物引取時間(リードタイム)を短縮し、迅速で効率的な物流の実現を目指すこととしている。
毎日曜日のゲートオープンは、既にことし7月に青海公共コンテナターミナルにおいて主要港湾で全国初の取組みとして開始されたが、品川公共コンテナターミナルにおいても、毎日曜日のゲートオープンが開始され、東京港で日曜利用が可能なコンテナターミナルが拡大することとなった。
また、品川公共コンテナターミナルは、冷凍コンテナの搬出にも対応することとしており、一層の利便性向上が図られる。
今後、東京都も、荷主を始めとした関係者に対し率先して日曜等の利用促進に向けた働きかけを行なうとともに、荷主等のニーズを把握して施策への反映に努め、東京港の振興促進を図っていく。
貨物引取時間(リードタイム)短縮に向けた取組み
15年7月税関の執務時間の延長
16年3月青海公共コンテナターミナルのゲートシステムの統一化の実現
16年4月日曜ゲートオープンインセンティブ制度の導入
16年7月都:青海公共コンテナターミナルの毎日曜日のゲートオープン開始
国:動物検疫、植物検疫の執務時間の延長
16年12月品川公共コンテナターミナルの毎日曜日のゲートオープン開始
貨物引取時間(リードタイム)の短縮は、364日24時間フルオープン化に向けて、税関や動物検疫、植物検疫の執務時間の延長が実現したほか、ことし7月には主要港湾で全国初となる毎日曜日のゲートオープンが青海公共コンテナターミナルで開始している。
しかし、利用ターミナルが限られているほか、荷主等への周知が十分に浸透していないために利用が増加しない等、日曜ゲートオープン等の成果が十分に生かされてない状況になっている。
こうした中、利用者の利便性の向上を目指し、青海公共コンテナターミナルに続き、品川公共コンテナターミナルにおいても、毎日曜日のゲートオープンが実施されることとなった。
概要
対象ターミナル:品川公共コンテナターミナル
実施日・実施時間:平成16年12月以降の毎日曜日午前9時00分~11時30分
1月1日を除く
作業内容:コンテナの搬出入作業