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経産省、国交省/物流インフラ整備へ、メコン地域の陸路実用化へ官民で実証実験

2007年10月19日/国際

経済産業省と国土交通省は、メコン地域の陸路実用化を目的とした実証走行実験を行う。日本のODAで整備したメコン地域の「東西経済回廊」ルートを活用したトラックによる陸上輸送ルートを開発し、インドシナ半島の流通・物流のスピード化、効率化を目指し、10月から実験を開始する。

実証走行試験を通じ、インフラ状況、リードタイム、コストなどの経済効果を定量化することで、同ルートが実用化・商業化できることを実証するとともに、物流効率化の実現に向けて物流関連インフラや法制度面での課題を把握し、日・アセアン協力の下で解消するための取り組みを検討、同ルートが活発に利用される環境を創ることを目指す。

走行試験は「経済産業省と国土交通省」「両省と民間サイド」「日本官民とアセアン官民」の3パートナーシップ体制を構築し、関係者が一丸となって取り組むプロジェクトと説明。

経産省、国交省のほか、荷主企業として(株)東芝、富士通(株)、本田技研工業(株)、三井物産(株)、ヤマハ発動機(株)、運送事業者として佐川グローバルロジスティクス(株)、山九(株)、住友商事(株)、日本通運(株)、ソリューションベンダーとして(株)NTTドコモ、日本パレットレンタル(株)、マイティカード(株)が参加し、(株)三菱総合研究所がとりまとめを行う。

実証走行試験のスケジュールでは、10月上旬にプレ実証走行試験、下旬に本実証走行試験の第1クール、11月下旬に実証走行試験の第2クールを行い、年明けにアセアン各国での成果報告会を開く。

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