世界税関機構(WCO)は、米税関国境保護局(CBP)が現在、国内で適用している貿易の安全基準を土台にした貿易標準枠組み(Framework of Standards)を初めて承認した。柱は、テロ対策を主眼とした24時間体制での輸出入貨物のチェック体制の確立など。
WCOには164カ国が加盟しており、世界貿易の99%に関わる。今回承認された枠組みは、世界の税関当局が協力して、最新の電子情報技術や保安機能が備わった輸送コンテナを利用しつつ、貨物貿易を円滑に進めることを目的としている。
枠組み承認に合わせて、WCOは、安全に輸送を行っている国際貿易業者についての情報を共有し、それらの業者が危険度の低い貨物について加盟各国で迅速に通関できる体制を整えることにしている。
枠組みの具体的内容には、①高度情報システムを利用した貿易の24時間監視体制の構築、②コンテナの安全に関する取り決めの作成③税関としてのテロ対策の確立―などが含まれている。