（株）モリタは、三田工場（兵庫県三田市）の隣接地に購入した工場用地に新工場を建設し、ポンプ事業部門のメイン工場の本社工場、子会社工場を含め4工場を移転集約し、最適な生産体制の構築により生産の効率化をはかる。
従来、機種や新車製造、アフターサービス等で区分していた4ヶ所の工場、本社工場（大阪市生野区）、三田工場（兵庫県三田市）、（株）モリタテクノス・大阪工場（大阪府東大阪市）、モリタ第一機工（株）（大阪府東大阪市）を、新工場に移転集約し、生産業務の一元化と物流コストの削減によって、生産性の向上をはかる。
投資額は50億円で平成19年4月稼動を予定している。
新工場計画概要
所在地：兵庫県三田市テクノパーク1－5
土地面積：56,934㎡（内現三田工場：19,906㎡）
延床面積：33,900㎡（内現三田工場：10,403㎡）
階層：3階建て
特長
消防車の総合試験場の設置：消防車の放水能力を自動的に検査するシステム化された試験場をはじめ、不整地や登坂などあらゆる場面を想定しての走行テストを可能にしたテストコースの設置、環境に配慮した泡放射テスト場の完備など、各種消防車の総合的な試験場を設置する。
消防・防災研修センターの設置：消防・防災に関する基礎知識や消防車の運転技能、はしご車の操作技能などを習得できる拠点として、消防現場の方々をサポートし、防火意識高揚のための研修施設として設置する。
生産能力（年間）：、消防車新車生産台数700台（はしご車等含む）、オーバーホール80台
