小田急電鉄（株）は、グループの百貨店業を再編する。
同グループの百貨店業は、（株）小田急百貨店と（株）藤沢小田急の2社によって、新宿・町田・藤沢の3店舗を運営している。
個人消費の伸び悩み、百貨店業界をとりまく厳しい経営環境を踏まえると、百貨店業のさらなる成長のためには、小田急百貨店および藤沢小田急の経営統合による経営の効率化と資産の切り分けによる営業オペレーションへの特化が必須であると判断し、再編を行うもの。
再編は、小田急百貨店を営業と資産に分割し、新宿西口駅ビル土地・建物の一部や物流センターなどの資産を保有管理する会社「（株）小田急百貨店ビル」として存続させる一方、営業に係わる部分を藤沢小田急（分割と同時に商号を「（株）小田急百貨店」に変更し、吸収分割することにより2社を経営統合する。
なお、（仮称）小田急百貨店ビルが保有する資産は、資産の効率的運用を図るため、平成17年6月を目途に小田急電鉄へ統合する。
