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三菱重工業/食品包装機械、射出成形機、業務用洗濯機の新会社を設立

2004年12月21日/未分類

三菱重工業(株)は2005年4月1日付で、食品包装機械、射出成形機、業務用洗濯機の100%出資の新会社をそれぞれ設立する。

産業機器事業部が持つ開発・生産機能と、関連会社が有する販売・サービス機能を一体化し、専業の競争他社に打ち勝つ迅速な意思決定と市場・顧客への対応力アップをはかる。

また必要に応じ、アライアンスも視野に開発の効率化や製品ラインナップの拡充を進め、産業機器事業を強化・再構築していく。産業機器を含む中量産品については、これまでも事業・製品単位の運営を重視し、専業の販社を設立するなどしてきたが、製造・販売一体の新会社を設立するのは初めて。

食品包装機械の新会社は、アフターサービスを担当している(株)アール・エス・イーの食品機械部門を統合して設立する。新型フィラーやDLCコーティング装置などの戦略製品を事業拡大の柱とし、製品ラインナップの拡充と市場競争力の強化をはかっていく。

射出成形機の新会社は、三菱重工産業機器販売(株)の射出成形機部門と統合して設立する。自動車やIT市場に戦力を集中させるかたちで、大型・超大型機と高付加価値機に特化した機種の絞り込みを行う一方、製造体系を量産品と受注品に二分化して生産プロセスの合理化を進め、競争力強化をはかっていく。

業務用洗濯機の新会社は、三菱重工産業機器販売(株)の業務用洗濯機と産業用ロボット(販売・サービス)部門を取り込んで設立する。業務用洗濯機は、業界内で強みとなっている「開発・サービス力」の一層のスピードアップをはかり、国内マーケットに即応する体制を整える。

また、中国においては、北京リネンクリーニング合弁事業(北京首旅普蘭徳洗滌有限公司)へ資本参加するかたちですでに進出を果たしているが、それを足掛かりとして、中国市場での本格的な事業拡大に取り組む。産業用ロボットの営業にも積極的に取り組んでいく。

この3社はいずれも、現・産業機器事業部(名古屋市中村区岩塚町)内に拠点を置く。

これら製品単位の新会社設立と並行して、産業機器事業部の他製品についても同日付で、他部門と統合する。社内の他製品とのシナジー効果拡大により、技術力、コスト競争力、販売力の強化をはかっていくのが狙い。

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