在中国日本国大使館は中国経済週報(2004.11.27~12.03)を発表した。
財政・金融
■劉明康・中国銀行業監督管理委員会主席は1日、WTO加盟時の承諾に基づき、同日から、昆明市、北京市、アモイ市における人民元業務を計画どおり外資行に開放するほか、西安、瀋陽についても計画より1年前倒しで人民元業務を認めることを明らかにした。人民元業務を開放した都市は18都市に。(12/2経済日報p1)
■劉明康・中国銀行業監督管理委員会主席によると、9月末までに、全国における主要商業銀行の不良債権率は13.37%。(12/2経済日報p3)
■銭冠林・国家税務総局副局長は、11月20日までに、全国の税収入は前年同期比27.8%、5041億元増の2兆3190億元。(12/3経済日報p1)
■国家発展改革委員会はこのほど、投資体制の改革に関する重要文書「外資導入事業の審査許可に関する暫行管理弁法」を公布・施行した。(11/30人民日報p6)
対外経済
■商務部は、日本、米国、欧州連合(EU)から輸入されるクロロプレンゴムに対し、暫定的な反ダンピング措置を実施する仮裁定を発表。(12/2国際商報p1)
■国家旅行局によると、1~10月の海外観光客数は前年同期比20.34%増の延べ8978万9900人。観光外貨収入は前年同期比18.49億ドル増の192.55億ドル。(11/30人民日報p1)
■中国人民銀行が発布した「中華人民共和国人民元管理条例」及び「中華人民共和国国家貨幣に関する出入国管理方法」によると、中国国民及び外国人が出入国の際に持ち出し人民元の制限が現時点の6000元から20000元に調整される。(12/3人民日報p2)
産業
■国家統計局によると、10月の乗用車生産台数は前年同期比14.2%減少の14万3500台、第3四半期までの自動車業界の利潤は前年同期比7.9%と6年ぶりに減少。(11/29中国経済時報p1)
■2004年の自動車生産及び販売台数がいずれも500万台を突破する見込み。業界の売上げは1000億元を突破する見込み。(12/3国際商報p1)
国有企業
■国務院国有資産監督管理委員会によると、1~10月の国有重点企業474社の利益及び工業生産総額は前年同期比それぞれ48.3%と29%増の5182.6億元と3兆8697億5千万元。(12/3人民日報p1)
労働・社会保障
■1~10月、全国では840万の新規雇用及び430万レイオフ者の再就職が実現され、何れも年間目標の90%を完成。(12/2経済日報p1)