DHLは、米加州西岸のリバーサイド地区に物流施設を建設する。投資額は施設のリース契約料などを含めて6500万ドルで、同社が今年7月に開始した、総額12億ドルの北米ネットワーク拡大を目指す投資計画の一環となる。
施設は来年秋から稼動予定。延べ26万2000フィート(262万平方メートル)で、うち中二階部分が約4万4000フィート。施設完成後、同社は貨物機8機を投入し、施設発着便を1日計9便、運航。施設と、同社の23カ所の地域内拠点が結ばれることになる。
同社は最近3カ月間で、コロラド州デンバー、ユタ州ソルトレークシティ、テネシー州メンフィスを含む計7カ所での地域仕分けセンター稼動計画を相次いで発表。すべて完成すると同社の北米地域での地上貨物配送キャパは60%増大することになる。
DHLアメリカ部門のフレッドベリアーズ運航担当執行副社長は「当社は北米での一連の投資でサービス向上を実現しつつある。フェデックスとUPSという北米市場の二強に対する強力な競争相手となった」としている。