日本郵船(株)の100%子会社であるエヌワイケイリーファーズ社(NYK Reefers)とデンマークのジェイ・ローリッツェン社(J.Lauritzen)は、両社が50%ずつ出資、冷凍船運航の合弁会社を設立する事に合意した。
エヌワイケイリーファーズ社は既に2004年1月からジェイ・ローリッツェン社の100%子会社であるスウェーデンのローリッツェンクール社(Lauritzen Cool)との間で、船腹の共同利用を骨子とした業務提携を開始している。
同社の子会社であるローリッツェンクールロジスティクス社(Lauritzen Cool Logistics)にも昨年6月より50%の資本参加を行い、リーファー(冷凍貨物)物流事業にも取り組むことで、多様化するニーズにきめ細かく対応した。
今般の合弁会社は、エヌワイケイリーファーズ社の営業・運航部門とローリッツェンクール社を統合して設立するもので、これは両社の持つグローバルなネットワークを一元化、運航と営業をより一層効率化する事で顧客サービスの更なる向上を目指す。
新会社の運航船腹は合計70隻以上となり、世界でも最大級の冷凍船運航会社となる。