日本郵船／社長直属の「環境特命プロジェクト」を立ち上げ

日本郵船は3月6日、「環境特命プロジェクト―NYK COOL EARTH PROJECT」を4月1日に立ち上げると発表した。
同社グループは、1992年に設置した「安全対策推進委員会」の機能を拡大する形で、2001年に「安全環境対策推進委員会」を設置。2006年には高騰する燃費削減とCO2排出の削減を目的に、全社運動”Save Bunker Project”を開始した。
国内外での環境問題の議論の急速な高まり、重要性から「環境特命プロジェクト―NYK COOL EARTH PROJECT」を立ち上げ、この問題に取り組む組織として社長直属の「環境特命プロジェクト事務局」を設置する。
プロジェクトでは、①CO2やその他のガスの排出量を極限まで削減するための機器開発など革命的イノベーションへの挑戦②政府間、IMO(国際海事機関)、経団連など国内外の機関で行われる政策討議への適切な対応③環境関連の設備投資増や燃費節減などによる経済効果の適正な把握と評価④減速航行など環境問題に対応したビジネスモデルへの変革⑤環境保全に関する諸々の社会貢献――の5テーマに取り組む。