LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

富士通/星光堂の物流基幹システム刷新

2005年01月20日/未分類

富士通(株)と日本オラクル(株)は、(株)星光堂の物流基幹システムを再構築し、新システムが稼動したことを発表した。

新システムは、富士通が受注し、富士通とオラクルの最新技術を用いて、富士通がシステム基盤とバッチプログラムを開発。業務アプリケーションは、星光堂のグループ企業である(株)プラネットが開発した。

星光堂は音楽・映像ソフトを主に扱う卸売業者として、業界最大規模の在庫数量(CD約100万枚,DVD約60万枚)を保有し、約4,000店という業界最大規模の得意先に対して物流業務を行っている。そのシステムは、24時間無停止型のシステムで、1日のデータ量は平均7万件、最大18万件、基本商品点数は55万件に達するシステム。

星光堂は、1984年に富士通のメインフレームを使用した物流基幹システムを構築し使用してきたが、事業を発展させ拡大に伴い顧客の様々な要望に応えるため、システムの性能向上と運用の柔軟性が課題となっていた。

新システムは、物流システムとして安定稼働が最重要で、障害が発生しても速やかなリカバリーが可能であること、メインフレームからオープンシステムへ一度に移行することは困難なためメインフレームの資産を生かした連携が可能で、運用保守費用が大幅に増えないことから富士通とオラクルの最新技術が採用された。

また、富士通のIT基盤で実現する高性能・高信頼・高品質なソリューションとオラクルとの協調関係、そして富士通RACインテグレーションセンターにおける活動やシステム構築サービスでの実績と高い技術力が評価され、新システム基盤は富士通が構築した。

新システムのインフラは、富士通のIT基盤TRIOLE(トリオーレ)の主要製品により構成されている。アプリケーションサーバには、IAサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」、データベースサーバにはUNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)」、高信頼基盤ソフトウェア「PRIMECLUSTER(プライムクラスタ)」、ストレージシステムにはディスクアレイ「ETERNUS(エターナス)」が採用されている。

データベ-スソフトとして「OracleDatabase10g」とそのクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters 10g」、アプリケーションサーバソフトとして「Oracle Application Server 10g」が採用され、オラクルの技術を採用してシステムの開発基盤を構築することで、運用管理のコスト削減と業務の多様化、星光堂の顧客の要望に柔軟に対応するシステムを実現している。

星光堂は、現在メインフレームで稼動している各システムを順次オープン化し、新システムの運用と管理機能を充分に活用し、運用コストの削減を目指す。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース